以前にも書きましたが、記事を消してしまったのでまた書きます。
ストレッチは、ケガの予防や柔軟性を必要とする蹴りや組手などの激しい運動に、絶対に欠かせないものです。
それゆえ、「月刊空手道」、「JKFan」などの空手雑誌でも、過去に何度も開脚について特集が組まれています。
それでも、開脚ストレッチが中々できない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
そういう人たちにとって、今回ニュージーランドで開発された「ストレッチアフレックス」という商品は、朗報であると思います。
競技組手の極まり手をみると、圧倒的に上段突きと上段蹴りの割合が高いのが現実です。
全空連ルールでは、上段突きは1ポイントであるのに対して、上段蹴りは3ポイントとなっており、上段の蹴りができな
いということは、それだけ競技組手にとって不利となります。
また、フルコンルールでも、上段蹴りはKOを狙える重要な技です。
回し蹴りにしろ、裏回し蹴りにしろ、足が上がらなくてはどうしようもありません。
上段を蹴るための前提条件は、なんといっても体の柔軟性が必要です。
柔軟性の向上は、高い蹴りだけでなくケガの予防になるので、高い蹴りを使わないから柔軟性が必要ないということにはなりません。
また、年齢が上がるにつれて体の柔軟性は失われていくので、柔軟性の維持は大切な項目であることにはかわりがありません。
以前、ランニングの雑誌を読んでいたら、ケガに苦しんでいた中年ランナーが一念発起してストレッチの本に書いてあることを毎日やったら、ケガをしなくなり、成績もよくなったと書かれていたものがありました。
開脚ストレッチについてもいろいろな方法がありますが、結局毎日やらないと効果がでてきません。
当たり前な話ですが、現実的にはこの毎日やることが最もやっかいな問題となります。
なぜ、毎日できないのかを考えてみると。
1:つらい。
2:飽きる。
3:効果がでない。
というループを繰り返しているだけなので、結局3日坊主で終わってしまうことになってしまいます。
また、それを克服しようとして、器具を開発する人もでてきます。
それらの人に対して開発されたのが、3本のバーを組み合わせた商品や、椅子に座ってギアを回して開脚する商品ですが、場所を取ったり、使い勝手が悪かったり、持ち運びに不便だったりして、買っても有効に使えない人が多いのではないでしょうか。
では、3日坊主で終わらないためには、どうすればいいのか。
1:楽にできる。
2:飽きない。
3:効果が出る。
というループに変えることができれば、いずれは180度の開脚も夢ではなくなると思われます。
これを実現できる方法が、ニュージーランドで開発された「ストレッチアフレックス」です。
開発者のショーン・オレーリー氏は、空手や柔道を35年間も修行し、空手は5段の腕までインストラクターをしているそうです。
彼はPNF、アイソメトリックストレッチ、ダイナミックストレッチ、アクティブストレッチ、パッシブストレッチなどを試してみて、どれも満足できるものではないと考え、自らのためと、空手の生徒のために、この商品を開発しました。
特 に左右開脚については、立位から左右に足を開く方法が空手では一般的ですが、この方法では一度に体重がかかり、体重の制御を左右の足の摩擦でコントロール しなければならず、また、体重により膝関節に横から力が加わるために、膝を故障しやすいという指摘が専門家によってされています。
従って、急激にこれを行うと、股関節や膝関節の故障を招きやすいというリスクが伴います。
「1:つらい」というのは、ぎりぎりまで開脚したときに、やはり自分自身でリスクを感じているからでもあります。
開脚ストレッチを行うに際して、安全な方法であることが重要です。
次に、「飽きない」で行うには、どうしたらいいでしょうか。
どのような運動でも単純なものは飽きてしまい、それも一人でやるものは、なおさらその傾向があるのが現実です。
毎日柔軟ストレッチをやっても、昨日と同じところまでやると、そこで止めてしまうことが多いのではないでしょうか。いつまでたっても柔らかくならなければ、柔軟性をあきらめて、ついには飽きてしまうことになるのではないでしょうか。
飽きないための一つの方法は、道具を使うことだと思います。
それは、道具を使うことによって、その行為へ興味がわくからです。
ただし、その道具を使うのに、セットや収納に時間がかかったのでは逆効果であるのは、言うまでもありません。
いつでも、どこでも使える道具でなければダメでしょう。
効果がでないとやはり、続けることは難しくなります。
例え1ミリでも効果が出ていれば、それが励みになるからです。
ストレッチアフレックスは、原理的には滑車の原理を使っているので、ベルトを手で引いて長さを調節することができる。
また、昨日までの成果をベルトに印しをつけておけば、自分で成果を確かめることもできるでしょう。
これで、「つらい、飽きる、効果がでない」を「楽に、飽きないで、効果をだせる」に変えることができると考えられます。
商品内容
それでは、次にこの商品内容を見てみましょう。
1:ストレッチアフレックス 材質:ナイロンベルト
サイズは2種類あります。
Small 5 Ft 3 inches (160 cm) まで
Medium 6 Ft 0 inches (182 cm) まで
2:収納ポーチ
3:DVD
DVDは英語ですが、動画を見ていれば使い方は解るので、英語が解らなくても問題はありません。
4:ブックレット
DVDコンテンツ
1:使い方
2:スタンディング ストレッチ (15種類)
3:シーテッドライニングストレッチ (21種類)
4:フル スプリット ストレッチ (開脚)
5:ライニング ダイナミック マーシャルアーツ キック ストレッチ (4種類)
6:スタンディング ダイナミック マーシャルアーツ キック ストレッチ (5種類)
7:ステイレディ ストレッチ
8:ストレッチングセオリー
9:スターティック ストレッチング
10:アイソメトリック ストレッチング
11:ダイナミック ストレッチング
インプレッション
ポーチからストレッチAフレックスを取り出す。
とりあえずDVDを見ることにしました。リアルプレーヤーで見ることができ、思ったより、いろいろな使い方ができること
に驚きました。
使い方は簡単です。
自分のやりたいストレッチの姿勢で、ベルトを足に引っ掛けて手で長さを調節するだけです。
膝を少し曲げた状態でベルトの長さを調節し、足を伸ばすことによってベルトのテンションがかかり、それによって筋を伸ばすように考えられています。
コンテンツにあるように、大きく分けて、
1:上半身のストレッチ(15種類)
映像で見ると大したことないと思ったが、やってみると以外に効きます。普段のストレッチでは、できていないところが多いのでしょう。
2:座位でのストレッチ(21種類)
コツは、ベルトの調節とベルトのコントロールのようです。
ベルトで締め上げてストレッチをするのではなく、膝を曲げた状態でベルトの長さを調節し、足をのばすときにベルトのテンションがかかり、ストレッチ効果を発揮するようにできています。
DVDを見なければ、せっかくの道具も宝の持ち腐れになってしまうでしょう。
DVDをみてから、実技をすることをお薦めします。
3:開脚ストレッチ
本命の開脚ストレッチです。一般に見られる3本バーの器具より使いやすいと感じました。
ただし、少しのコツがいります。それは、テンションをかけてから、両手を使ってお尻を前に移動させ、さらにテンションをかけるという手順です。
その状態で、前、横にストレッチをすると、よく効きます。
これなら、開脚して前に胸をつけるのも夢ではないでしょう。
4:座位での蹴りのストレッチ(4種類)
寝ながら蹴りの動作でストレッチをするように考えられています。
5:立位での蹴りストレッチ(5種類)
最終的に、ハイキックができるように組み立てられています。
ストレッチの種類が多いので、最初はDVDを見ながらやらないと難しいかもしれません。
使ってみた感想は、「やはり道具を使用した方が明らかに効果的である」といことにつきます。
あとは、ストレッチマットがあった方がいいでしょう。
他の商品との比較
3本のバーを組み合わせた商品や、椅子にすわったままギアを回して開脚をする商品がりますが、これらと「ストレッチ
アフレックス」を比較してみます。
ストレッチアフレックス 三本バー式 椅子ギア式
1:効果 ○ △ ○
2:手軽さ ○ ○ ×
3:安全 ○ △ ○
4:多彩な使い方 ○ × ×
5:収納 ○ △ ×
6:価格 △ ○ ×
評価
1:ストレッチ効果
2:手軽さ
3:安全性
4:多様性:多彩な使い方
5:収納性
6:コスト
以上の比較項目を比べた結果、トータル的なコストパフォーマンスは「ストレッチアフレックス」が、一番優れていると考えられます。
MAXトレーニング・ラボで扱っています。

