2007年08月04日

マキワラを突く回数

何回突かなければいけないという決まりはありません。
個人の錬度によって、手の皮が剥けない範囲で、少しずつ増やしてください。一気に多くの回数をやるよりも、毎日少しずづでも続ける方が効果的です。一気に多く突くのは、よくありません。

糸洲十訓には、マキワラを突く回数について毎日200回と書いてあります。
ものの数分で終わるような回数ですが、365日毎日欠かさず突くとするとハードです。

実際に昔の人は、どれくらい突くのか記録をみると、喜屋武朝徳先生の高弟であった島袋太郎先生は、毎日4500回突いていたという記録があります。(空手道と琉球古武道)その島袋先生は、「マキワラを突かない空手は、役に立たない」と言い切っていたそうです。

4500回というと、どれくらいの練習量なのか考えてみると、1秒間に1回突くと仮定すると、4500回÷60秒=75分(1時間15分)ということになります。

現代の突き手の代表格のひとりといえば、尚武会の藤本貞治先生です。
先生のマキワラ突きの練習は、下記のようです。(尚武会HPより引用)
一日の鍛錬(約90分)マキワラ、サンドバック他
突き   右 500回 左 500回 
手刀打ち 右 500回 左 500回
背刀   右 200回 左 200回
背槌   右 200回 左 200回
貫手   右 200回 左 200回
蹴り   右 100回 左 100回
裏打ち  右 500回 左 500回
上記を合計すると4400回となり、島袋先生の回数とほぼ同数となります。
まだ、探せばいろいろな記録があるかもしれませんが、注目すべきは、「毎日行う」という点です。

1000本突き
マキワラ突きに十分に慣れてきたら、是非1000本突きに挑戦してみてください。
最初は、藁を直接突かないで、マキワラに古くなったTシャツなどを巻きつけて突いてみてください。拳を痛めないで済みます。
マキワラという道具を使うと、以外に簡単にできてしまうことに驚くでしょう。
空突きを1000本行うより、マキワラを1000本突く方が意外とやりやすいことに気がつくと思います。

その理由のひとつに、マキワラを突くときの音が挙げられると思います。
突くときの音を聞いていると、毎回違う音がします。
突くスピード、突く角度などの要素によって、毎回音が違います。
その音を聞きながら、上手くいったときと、上手くいかなかったときを聞き分けてください。
その音を聞きながら、マキワラを突くと飽きずに突くことができ、いつの間にか、その日のノルマが終っています。

これと似たようなことは、居合の練習にみられます。
居合刀を振ると「ビュッ」と音がしますので、上手くいったときといかなかったときでは、この音が違います。居合いは、この音を頼りに振り方を修正していくのです。

道場で行うその場基本突きは、平均すると30回〜100回くらいなので、週に2、3回の練習では、中々身につかないのが現実ではないでしょうか。




posted by 桧垣源之助 at 09:14| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛錬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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