2007年07月16日

マキワラの効用

マキワラの目的は、一撃で倒すだけの威力のある「突き」を作るのが目的です。
よく間違われるのは、「拳を鍛える」という言葉に惑わされて、「拳を固くする」と思ってしまうことです。「威力のある突き」と「拳を固くする」ことは違います。
当てる感覚の養成
まず正しく当てる感覚を養わなければなりません。
初心者の突きは、相手に当たったときに手首が折れ曲がったりすることがありますので、それを防ぐためにも、当てる感覚を覚えることは必要です。

正しいフォームの養成
突くときに、立ち方や姿勢および突くコースなどをチェックして、正しいフォームで突くことが必要です。当てたときに、これらが崩れないようにしなければなりません。
腰を十分に緩めて、腰の回転と同時に拳がマキワラに当たるようにします。
拳と腰と後ろ足が一直線上になるように気をつけます。
また、突き手の肘が下に向いていることが重要です。

間合いの養成
マキワラに当てた時に、肘が伸びきってしまってはいけません。
肘が伸びきっている状態とは、スピードがゼロの状態ということであり、威力もゼロとなってしまいます。
当てたときの肘の角度は160度くらいで、肘が伸びきらないときに、拳がマキワラに当たるくらいにします。
インパクトの位置から実際の突きとなり、「拳一つ向こうを突く」「相手の裏側まで突く」という状態になります。そのためにも、マキワラの撓りが必要です。

スピードの養成
間合いと重複しますが、肘が伸びきらない寸前が一番スピードの乗っているときです。
加速が最大限の時に、インパクトの瞬間がくるようにしなければなりません。
スピードを出すには、力を抜かなければなりません。もっと正確に言うならば、上腕二頭筋の力を抜かなければなりません。一般に「力を抜け」というのは、この上腕二等筋の力を抜くことを示しています。
反対に上腕三頭筋は瞬時に縮める、つまり力を入れなければなりません。実際には意識しなくても自動的に力が入り、手が動きます。伸筋の力を入れ、屈筋の力を抜きます。
腕だけでなく、足腰肩の力も同様に抜く必要があります。

威力の養成
威力は、「スピード×力」と表現されることがありますが、突きの場合には、「スピード×重さ」と言った方が正確だと思います。
例えば、車が壁にぶつかった状態を思い描いてください。同じスピードで対象物に当たった場合、1tの車と2tの車では、その衝撃は2tの車の方がはるかに大きな衝撃を与えることは容易に想像ができます。
腕の重さだけでなく、体全体の運動エネルギーを拳に乗せる感覚で突くようにします。
このマキワラを突く衝撃を腕や体で支えることにより、突きに必要な筋肉がついてきます。

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posted by 桧垣源之助 at 11:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛錬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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