2007年07月15日

マキワラ 1

空手の魅力のひとつは、突き蹴りの威力ではないでしょうか。
その威力を生み出す空手の鍛錬具として有名なのが、マキワラです。

マキワラは、示現流剣術の立ち木打ちをヒントに作られたという話もありますが、記録に残っているのは、薩摩藩の名越左源太時敏(なごやさげんたときとし:文政2年1819年〜明治14年:1881年)が、嘉永2年(1849年)に「お由羅騒動」において連座して、嘉永3年(1850)大島に遠島の刑に処せられ、その間に(安政2年 (1855年)までの五年間)島の生活を見聞して絵や文に記録し,天文,地理,動植物,住民の年中行事,衣食住,言語,冠婚葬祭,産業,行政まで,詳細に藩政時代の奄美大島を記録し、『南島雑話』・『遠島録』として残されている。
その中にマキワラと砂箱の絵が書かれています。
Rs[` Scan100001.JPG

この頃には、すでに鍛錬具で手足を武器化する方法が行われていることがわかります。

口碑による言い伝えにも、マキワラについての記述があります。
明治41年に書かれた糸洲十訓にも、マキワラについて言及しています。

糸洲十訓の第4項の解説

原文
唐手は拳足を要目とするものなれば常に巻藁にて充分練習し肩を下げ肺を開き強く力を取り又足も強く踏み付け丹田に気を沈めて練習すべき最も度数も片手に一二百回程も衝くべき事

現代文
唐手は突き蹴りを主要とするものであるから、常に巻藁において充分に練習すること。 肩を下げ、肺を開き、強く力をとり、また足も強く踏みつけ、丹田に気を沈めて練習すること。練習回数も片方で百回から二百回は突くこと。

posted by 桧垣源之助 at 20:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛錬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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